2020年3月10日、明け方前の2:48、乙女座で満月を迎えます。
月は乙女座、太陽は魚座。天空で180度のオポジションを形作ります。
太陽系内のほかの星々もたくさん絡んでくる満月です。前回の新月での天王星は席を外し、その他の星たちが代わりに参加している様子。
先日の魚座新月に引き続き、社会的な状況と照らし合わせて考えさせられる配置。
乙女座満月とは?そしてNZフラワーエッセンス的にみると?という流れで今回も解説していきます。
乙女座満月とは?
満月には、目的意識(太陽)が感情(月)に真正面から対立エネルギーを注ぎます。
今回の満月だと
魚座的意識が、乙女座的感情へ働きかけています。
どちらも、奉仕・癒しの意識が高い星座サイン。
魚座が精神的な癒しを表すとすれば、満月の主役乙女座は実際的な癒し。体の健康、清潔な環境、具体的な貢献などを意味しています。
また、乙女座は細かいところに集中し分類するのが得意で、魚座はすべてをおおらかに包み込むような癒しのイメージです。
今の時世になぞらえて言えば、健康管理や個々人の意識にかなり集中している心が何らかのピークを迎え、反対側の「心の健康は?」「社会全体として助け合うことは?」という目的意識が立ち上がっていくようです。
NZフラワーエッセンスカードを使って
フラワーエッセンスカードを使って今回の満月テーマを見てみましょう。
(ニュージーランドフラワーエッセンスNo.1-36は、360度の星空に対応しています。)
今回の満月は蟹座の中ほど、20度より手前で起こります。
対応するカードは……

月:17SYNTHESYS(統合・合成)
太陽:35EMPATHY(共感)
自分と他人の区別なく共感的に対応することを求める目的意識が、分類したうえで統合しようとする心に働きかけていきます。
と書いてみましたが、今回「統合」の意味するところが、ちょっと分かりにくいですね。ばらばらなもの違うものを、理解して批判もしつつ根気よく合わせてうまく統合していく。そんな感じです。
No.17のアケピロエッセンスの細かいテーマは
ポジティブテーマ(+)
寛容・共感・建設的な批判・仕事にプライドを持ち楽しむ など
このエッセンスが必要になるときのネガティブテーマは
ネガティブテーマ(-)
批判的・緊張・他人への厳しさ・性急な評価・ネガティブなことへの集中 等
No.17アケピロというフラワーエッセンスを摂ることは、上記のポジティブが欲しいとき、ネガティブに苦しんでいるとき、どちらにも有用。
自分の中のネガティブ・批判精神に苦しんでいるなら、それを建設的な方向に生かしていくタイミング。恐れを手放していけるといいですね。逆に批判的はダメだと自分を抑えているなら、建設的な形で意見表明できるタイミングともいえそうです。
そして、エッセンスが手元になくても。
今の状況を「星」という見方でとらえなおして整理すると、乙女座的な狭い範囲に集中しすぎる意識を手放して広げるきっかけになると思います。
満月にするべきことは感謝と手放し。満月は【感謝と手放し】に最適なタイミングと言われています。反対側にある太陽の力を借りて、手を離すのです。
(ちなみに新月は【願いごと】を心に強く思う日です)
その他の星々のサポート
冒頭にも書きましたが、今回たくさんの星がこの満月に関わっています。
- ここのところずっと山羊座に集まっている大惑星たちに、火星も参加。(調停という配置で満月をサポート)
- 太陽は魚座の海王星にぴったりと重なります(精神性の高まりとするか混乱の極みとするか)
- この日、水星が水瓶座まで逆行を終わらせて前に進み始めます(コミュニケーションの混乱が収まるでしょう)
ずいぶんたくさん絡んでる!1年の最後にオールスターで何かしているような。
占星術の1年サイクルは、太陽が牡羊座に入る春分の日から始まります。だから3月10日から春分の20日まで、1サイクル最後の10日間を、混乱から何らかの形に持っていくため、星々が連携しているようにも。不思議な配置だと感じます。
なんとなく社会の動きのことに気をとられてしまう満月ですが、個人的にももちろんいつもと同じように星々が働きかけてきます。
前の乙女座新月、半年前の魚座新月。
自分が願った乙女座的・魚座的願いが何らかの形になてっいるタイミングかもしれません。
振り返ってみるのも良いと思います。
良い満月期をお過ごしください!