低学年不登校HSCの軌跡 8)エネルギーが底上げされて好循環へ

小学校低学年不登校 HSP/HSC

小学校に入った途端の小1から完全不登校、
小2で付き添い登校、小3では部分的に個別級。

と低学年の間に不登校の様々な段階を経てきた
HSC(ひといちばい敏感な子)の息子。

学校との付き合い方をハイブリッド型に落ち着かせた小3の春、
彼の元気を底上げするアイテムにも出会い、
ようやく長かったトンネルを抜けた気がしました。

今日はその話を。

ついに元気を底上げするアイテムに出会った

不登校に関わらず、発達のこと、気質のこと
子どもの成長っていろいろあります。

そんな子どもたちや家族のケアのために
セルフケアを学ぶお母さんは多いと思います。

ボディーワークや手当療法だったり
コーチング・カウンセリングだったり
自然療法・栄養療法だったり。

ケアはどこからはじめてもいいと思うし
不登校児に手を焼いていた私も色々と試しました。

良いものは意外とたくさんある中で
しっかり取り組むのは自分が好きなものですよね。

私にとってそれは、
なんといっても植物の力

ホメオパシーという古巣でも
フラワーエッセンスを使っていましたし、
息子が不登校になる前には
占星術アロマテラピー®も学んでいました。

そんなわけで家族のためにもなるし、
私もできたらまたセラピーをやりたいし、
と思って始めたNZフラワーエッセンスの学び。

 

植物のエッセンスで心身の調子を引き上げるこのセラピー、
予想以上に息子の状態を上げてくれました。

詳しくは前に書いたブログを読んでいただければなのですが
1-2か月で本当になんていうか
スッキリとはっきりと機嫌がよくなりました。

敏感で疲れやすい子HSCのフラワーエッセンス実例
ひといちばい敏感な子、HSCには、心の奥に繊細な刺激を与えるフラワーエッセンスがよく合います。 NZフラワーエッセンスなら、FERNやTREEシリーズを勧めたいと書きましたが。 具体的にどうなるのかわかるといいなと思いまして...

その頃の喜びをSNSでも叫んでいたりします。

『友達と仲良く遊べるのがよい』というのが大人の押し付けだとはわかってるんだけど。1人でいる時間が悪いことでもないのも知ってるんだけど(私もひとり時間が必要派だし)。

でもやっぱり子供同士遊んでるとホッとする。っていうのはある。あるあるに母にはあるのです。

今日、ちょっと久しぶりに、うちの不登校児が児童館やら公園やらを廻って、同学年の子供達と遊んできたんだよー!!

きっとすぐ帰ってくると思って「おやつに帰っておいで」と先回りしたのに5時の鐘より後に帰ってきたんだよー!

しかも帰宅後疲れてもいない。
すごい。いいぞ。

と、本人にあんまり気づかれないように(期待に気づくときょどる敏感な人なので)控えめに喜んだ夕方でした。

ここで喜ばさせていただきます。
嬉しいー!理屈は抜きで嬉しかった!

明日は明日でまたなんかあっても、今日は今日で嬉しかったです。

教室には行っていないのですが、
この頃から外遊びや人との交流に積極的になっていきました。

ブログの中には
成長マインドセットが入った、かんしゃくが減った
とも書いてありますね。確かにそれも大きかったです。
(今自分のブログを見て「そうだったっけね」と思っています)

ニュージーランドフラワーエッセンス(NZFE)は
息子にとって課題だった

  • 神経系の疲労からの回復
  • 人との境界の弱さからのダメージ

を改善しつつ、学習への抵抗感や緊張しがちな気質も和らげてくれました。

 

小3秋、成長を褒められるがこんなものです

息子の成長は、はたからもわかるようになり
秋にはこんな風にほめたたえられています。

というか、上履きを履いてなかったんですね……

関わってくださってる先生方から軒並み
「1年前を考えたらすごい落ち着き」
「特に2学期になってから本当にいい」
とお褒め頂き。

だがしかし内容はねー
「上履きをずっと履いてました」
「先生たちに自分から挨拶してます」
とか、もーそんなんで褒めてもらえる小3がこの世にどれだけいるのかしら。

まぁ他にもあったけど!漢字などの勉強にも取り組む姿勢も出てきたり。

でも、「うわばき履いてるかどうか、機嫌のバロメーターですよね」とかほんと……先生たちが家族的に見守ってくれてありがたい。

HSCの子は深く考える性質があるので
発言が妙に大人びていることがあります。

息子もそういうところがあり
利発なタイプですねと言われつつ

一方では言葉でうまく感情表現できなくて
上履きを履かないことで「学校は嫌い」と自己主張するような
アンバランスな発達ぶりがみられていました。

上履きを履くようになり、
機嫌よくあちらこちらに挨拶するようになり、
この頃
発達の凸凹具合も整っていく様子が感じられました。

精神的な落ち着きや成長が出てきたということのほかに
人との境界線を引けるようになったのも大きく

担任の先生が個別級に顔を出してくれるとニコニコ話す一方で
教室にはどんなに誘われても今は行きたくない、
と主張できるようにもなってきたようでした。

ずっと探していた居場所も見つかった

このあと、ずっと探していた居場所も見つかります。

最近、学校以外の居場所が見つかって
自分からいそいそと出掛けるようになってきました。
行政がバックアップしているフリースクール的なところで、遊びに行ってゲームしたり卓球したりしている様子。お兄さんたちのボードゲームにも入れてもらっていると聞きます。

春先に別のフリースクールを見学に行ったときは、まだあまり元気もなかったしちょっと遠くて通いきれない感じで。

でも夏ごろから思い出したように
「ああいうところが近くにあれば行くのにな」と本人が言うようになり。
「そうだよねぇ。近くにはないの残念だよね」って話していたのです。

そしたら秋口に、近くにそういう場があるって学校で突然紹介されたのです。
私もさんざん検索したり人に聞いたりしても見つからなかったのに!

本当に謎なんだけど、行く準備ができたからご縁が生まれたんだろうと思っています。必要なタイミングで必要なことがちゃんと現れる。

元気に外に出て行くようになって、先生たちにもすごく喜んでもらえている。学校の通級は継続して連れてってるので、もう一つ居場所が増えた感じです。

不登校歴2年を過ぎた男子、まだまだいろいろあるけど、ベースとしてはほんと元気になってきました。

半年間飲んでるNZフラワーエッセンスも、そろそろそんなにいらなくなってきた。荒れ狂う時もまだあるけれど、立ち直りも早くなってきた。

学校にも少し行き、
近所の子供たちとも遊び、
フリースクールにも行く。
勉強は家で少しずつ。

ハイブリッド型不登校・ハイブリッド型ホームスクーリング
が実現しました。

学習・運動・社交性について
ずっと懸念が付きまとっていたのですが
そのあたりがかなり解消されました。

学校にフルタイムで通っていなくても
後になってから困るようなことはないだろう、
と見通しが立つところまで来ています。

 

3年経ってみて、
最後は結局セラピーが解決してくれたの?

となるとちょっと拍子抜けかもしれないですが。

いろいろやってきてもどこかかみ合わなかった歯車が
フラワーエッセンスによる一押しでカチッとはまって

そこからカタカタと音を立てて好循環が回り始めた。

そんな感じがしていました。

これだけですべてが解決するわけじゃないけれど
欠けているエネルギーを速やかに埋めてくれる
バラバラなものを速やかにつなげてくれるサポート。

あと数年かかるかもしれなかったことを半年か1年に早回ししてくれた。

息子にとっては、そんなサポートになりました。

 

魔法のように学校に通えるようになったわけでもないし
この先もまだまだ課題は出てくるし
状況もどんどん変わっていきますが
(この後コロナでフリースクールは休業してしまいますし)

今日も息子は元気です。

小学校4年生になった今
特に何かすごいことをしていなそうですが

今はすごく充実している

とのことです。 うん、よかった。低学年の3年間、よく頑張ったね。

最後の記事、
3年経って大事だと思うことはこちら↓。

低学年不登校HSCの軌跡 9)3年経って大事だと思うこと
低学年でなくなってしまった息子の不登校について 一度ここでまとめておこうと思ったシリーズ。 3年分と思ったら、結構長くなってしまいましたが 書いてスッキリ。誰かのお役に立ちますように。 まとめると 我が家の小学校低学年不登...
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