HSP/HSC「共感系」タイプの悩みには、言葉で境界線を引く!

HSP・HSC 敏感性の3タイプ HSP/HSC

HSPの敏感性を大きく3つに分ける考え方があります。

感覚系・共感系・洞察系。
身体、感情、思考。どこにダメージを受けやすいかと考えてもいいかもしれません。

詳しくはこちらで書きましたが、

敏感さ・繊細さのポイントが異なるHSP/HSCの3つのタイプ
HSP/HSC(ひといちばい敏感な人・子ども)が広まってきましたね。そこで終わらず、次に知ってほしいのがHSPの中の3つのタイプです。何に対してどう敏感かによって、HSPの特性を3つに分ける考え方。提唱しているのはHSPメッセン...

どこが敏感かによって、ケアの方法も変わってきます。

今回は、共感系の方に特に必要なケアである「境界線を引く」ことについてお伝えします!

HSPセルフチェックリストと「共感系」

共感系の敏感性が強いと、アーロン博士のHSPチェックリストの中では、「はい」と答えるのはこの辺りが多いかも。

HSPチェックリスト内で「共感系」ぽいもの

  • 他人の気分に左右される
  • 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
  • 時々神経が擦り切れたように感じ、一人になりたくなる
  • とても良心的である
  • 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  • ミスをしたり物を忘れたりしないよういつも気をつけている
  • 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
  • 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる

特に、「他人の気分に左右される」

これは共感系が強い人の重要課題ですね。

「気にしなくていいよ」って言ってもらうことが多かったり、
「自分のことに集中して」と言われてしまっても、なぜかそうはできない。

家族や仲の良い友人、または職場や学校で隣の席やそばにいる人の気分・感情に大きく影響を受けてしまいます。

境界線の弱さの問題と言われています。

共感系HSPに特に必要な境界線

そこで、
前回書いたダウンタイムに続けて、もう一つの大事なHSPセルフケアポイント。

それが「境界線の強化」です。

いろいろな方法がありますが、言葉とイメージを併用するのが効果的。

言葉としてはまず、
「私は私、人は人」。

境界、違いをはっきりさせる基本的な言葉です。

「私は常に守られている」
これは、感情が傷つきやすく不安を感じやすい場合に。

「私たちは常に守られている」
家族や親しい人への心配が止まらない場合には、「私たち」という形で守られていると感じる方が心地よいかもしれません。

無理に分離、境界をはっきりさせ過ぎる必要はないので無理なく言える言葉で。

境界を引くアファメーションのコツ

こうやって自分に向けて宣言していく言葉を、アファメーションと言います。

アファメーションは、否定形をつかわないのがコツ。

「私は人に傷つけられない」といった言葉だと
「傷つけ(ない)」の(ない)が抜けて
「傷つける」という言葉が意識に入りがちなのでお勧めできないのです。

人に傷つけられない、ってつまりどういう状態?
とちょっと想像してみましょう。

人と関われている、かもしれませんね。
そして傷つかないので、安心・安全を感じているかも。

「私は安心して人と関わることができる」
とすれば、肯定的なイメージが浮かぶ言葉になります。

ネガティブを認めるのも一案

どうしてもポジティブにはまだ考えられない。
そんなときもあると思います。

だったら
「たとえ傷つくことがあっても、私は大丈夫」というのはどうでしょう?

「たとえ~~でも」というところに
実際起こりそうなネガティブを入れます。

そして「私は~~」の後半をポジティブな意味づけ、
安心感が広がる言葉にするんです。

どのタイプでも、口の中で唱えていて心地良い言葉を探すのが良いのです。

肯定的すぎて
心が「無理!そんな風に思えない」と感じてしまったり
「そうならなきゃいけない」とむしろ焦りを感じるなら、
ちょっと違う言葉を探してみてください。

大丈夫、必ずしっくりくる言葉があります。

言葉で境界線強化。
自分らしい言葉を探してみてください。

次はもう一つの境界線、イメージでの強化方法もお伝えします!

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