自分軸という言葉は、心理学などで良く聞きますね。
HSPさんのお話の中でもよく出てくる言葉です。
自分軸がない、欲しい、わからない。
- 人に気を使いすぎてぶれてしまうという共感系HSPさん
- 思考が活発で考えすぎて決められない洞察系HSPさん
というふたつのタイプがあります。
どちらも「揺れ動きやすい」ので、軸が定まっていない感覚になります。
考えれば考えるほどわからない……人に流されがち……
そんな時は、
①身体の軸
②思考の軸
の両側からアプローチすると、いい感じに軸が整っていきますよ。
①身体の中心軸としての自分軸を感じる
セッションの中でよくお伝えしてるのは、体の中心軸としての自分軸を感じること。
身体的に物理的に自分の中心を感じられると、何かを選ぶ時に思考に偏り過ぎず直感で判断できるようになります。
自分の好き嫌いやいるいらないが、迷いすぎずに判断できるようになるんです。
簡単に言えば、楽になる。考えすぎなくなる。
繊細なままで自己主張をできるようにもなる。
ちょっと大げさに言えば「自分が生きている感覚」がはっきりしてくるということ。
HSPは境界線が弱く、つまりどこまでが自分でどこからかが他人かがあいまいなんです。
でも「私の身体は、私の感覚」を意識できると、自ずから境界はっきりしますね。
自分の真ん中に戻ってきた感じ、自分の身体の中に自分がいるのがわかる、というような面白いご感想を頂いたりします。軸ができるって、そういう身体的な感覚も強いんです。
身体の軸・チャクラについてはこちらで少し詳しく書きました↓↓
②思考の軸は経験から見つけられる
身体の軸により自分がわかって来ると同時に、思考の軸ももちろん大事。
自分が大事にしていること、価値観とか判断基準とか。
それがはっきりしていると「自分軸」がブレない気がしますね。
価値観とは、今まで生きてきた経験×生まれつきの感性の掛算でできるものです。
誰かから学んだこともありますね。
それが本当だ大事だと思える経験とセットになると、自分の価値観、軸に育ちます。
ただ、「親や社会に教えられた価値観」「自分の経験したダメージ」により、自分らしい価値観が見えなくなりがちなのが私たちHSP。
本当は自分の軸は既にあるのに、いろいろ考えすぎ傷つきすぎ、見つかりにくくなっている。
だから自分を振り返り自分の考えを探っていく対話カウンセリングに意味があります。
私自身の例を挙げると、「人間の身体にはものすごく大きく美しい生命エネルギーが流れている。それを小さな力で引き出してあげれば 全て大丈夫。自然の流れでうまくいく」というのが自分の軸と言える考えです。
何かあった時に一時的に揺れながらも 「でも大丈夫。人間の中にはそれぞれに伸びていく力が備わっているから。無理に力を掛けて方向づけなくても大丈夫」といつも私は思考の軸では考えています。
仕事でも、子育てでも、自分自身にも通じる軸となる価値観です。
軸がはっきりすると、ブレにくくなります
(HSPなので、日々は右往左往それでもありますよ)。
価値観は自分の中にすでにある
HSPさんと個人セッションを行うときは、最初は「軸を見つけよう」とはしないことが多いです。
まずは、ネガティブな思い込みを癒して外していく。
すると、自分の軸となるものは自然と出てきます。
合わせて身体の軸も整ってくると、強くぶれない軸に育ちます。
私は、お人柄を理解するのに、占星術を使います。
お話しに繰り返し出てくるキーワードやフレーズが、占星術的に見ても「その人らしい」言葉になっていることが多いです。
軸となる考えは、やっぱり皆さん自分の中に生まれつきすでにあるんですよ。
例えば上に書いた私の価値観についても、そう。
占星術がわかる方と話すと「牡牛座さんぽいですね」と良く言われます。
身体、自然、生命力。確かに牡牛座的テーマなんです、あとから考えてみると。
不思議ですね。
ただ、最初はみなさん自分の性質を嫌っていることが多いです。
そこを受け容れて初めてそれが「軸」になるってこともあります。
その辺りもセラピーがお手伝いできる分野。
真面目でいいんだな、頑固でいいんだな、人と意見が合わなくてもいいんだな、など。
自分の弱さだと思っていたところの奥に、確かにある軸が見つかると、人って強いなと思います。
身体と思考、どちらからアプローチしても自分軸は強くなる
というわけで、自分軸は
身体の軸(チャクラ)と
思考の軸(経験・学び・生まれつきの性質)から
できていることをお伝えしました!
どちらからアプローチしてみてもいいと思います。
ぴんと来るほう、気になるほう。
HSPさん向けのサポートでは、この2つに同時にアプローチしていきます。
「身体の安定も思考の整理も両方したい」と感じる時にはぜひどうぞ!