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HSPさんの生まれつき性質と後天的症状の見分け方

HSP/HSC

今回は、生まれつきの性質だと言われるHSPと似たように見える後天的症状の見分け方の話を!

具体的には繊細さんでおなじみの武田友紀さんの著書、これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本 からの内容です。

(こちらでも紹介中↓)

まず大前提として、HSPは病気でもないし治すものでもない

繊細さん・HSPというのは心理学で研究されている気質です。提唱者のアーロン博士をはじめ、多くの研究者さんがいます。

つまり、HSPは医学的な病気ではない心理的気質のひとつ。
気質というからには「生まれつき・先天的」

脳科学の研究なども絡んでいて、繊細傾向のある遺伝子があるのではとも言われています。

HSPが生きづらいのは生まれつきなの?

HSP界隈で「誤解があるよね」と時々話題になるのが

HSP=生まれつき
HSP=生きづらい人が多い、
ゆえに 
「HSPの生きづらさは変えられない」
というHSPさんが陥りがちな誤認。

これ、間違いです。

生まれつき繊細だから傷つきやすく、結果的に後天的症状として生きづらさを抱えてしまうことが多い。

確かに多い。けれどもイコールではない。

そして後天的に起きたものは、後天的にまた変えられます。

つまり、生きづらさの部分は、癒していくことができる。変われる。ということ。


カウンセラーさん、公認心理師さん、そして私たち心理セラピストなど、HSPさんの癒しにかかわっている人ってたくさんいますから!

HSPの生まれつきの性質と後天的な症状を見分けるポイント

そうか、生きづらさは変わるのか。

と分かったところで、でも「自分のしんどさのどこが生まれつきでどこが変われるのか」の見分け方って難しいですよね。

この本の中では、武田友紀さんがこんな風に解説してくれています。

生まれつきの気質なのか後天的な症状なのか、両者を見分けるポイントの一つは「不安の強さ」だと私は考えています。

これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本(p.23)



人より細かいことに気づくとか、深く考えるとか、共感力が高いとかの性質そのものは、HSPにとって自然なこと。

でもそれに「不安感」が伴っていて、
「不安で神経質にチェックしてしまう」
「考えすぎて不安になり、疲れ果てる」
「共感しすぎてその人の不安を一緒に引き受けてしまってつらい」
などが現れていたら、それは後天的に獲得された性質だろう、ということ。



 

HSPは小さなことにも気づきますが、気づいたことに対して「大丈夫だ」と思えるか、「心配で仕方がない」となるかは、育った環境やそれまでの経験に影響を受けるんです。

これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本

という話が続いています。



だから「心配で仕方がないんだ」という状態になっているのに、自分はそういうタイプだから仕方ないと思って不安なまま頑張り続けるのはよくないですよね、という話。

「心配で仕方がない、不安感が強い」のは、ノットイコールHSPです!

一度立ち止まって、心と身体が無理をしすぎていないか、振り返る時間が必要なんです。

これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本

ということなんです。

これは「休んで回復」という意味もあります。

先ほどの話の続きでいえば、自分の育った環境やそれまでの経験を振り返ることで、変化を起こすきっかけが生まれることにもつながります。

連続引用になってしまいましたが、本当にそうだなぁ、武田友紀さんは言語化が本当に上手、と改めてファンになりました!

HSPカウンセリングでは何をするの?

一章ではその流れで「後天的な不安感を癒すために、どんな風にカウンセリングをしているのか」というお話も紹介されていてとても面白いので、詳しくはぜひぜひ読んでいただくとして。

武田さんのカウンセリングはこんな感じだそうです。

安全域を作ってそのなかで自由に話してもらう。
その方の人生の物語に一緒に降りていく。
そして話して聞かれることで足踏みしていた物語が動き出す、ということが起こる。

これはカウンセリングや心理セラピーをやる人なら、かなり同意できる感覚なんじゃないでしょうか。私はかなり近しく「その感覚わかる!」と思いました。

  • 安全な場を作る(私の場合はオンラインZOOMですが、そこに場が生まれる)
  • 自由に語ってもらいながら、人生の物語をひも解く
  • 物語は、ある意味自然と動き出す

私自身のセッションについても、そんな流れになっていきます。

「人生の物語」の引き出し方とか「自然な動き出し」に向けてどんなサポートをしていくかがカウンセラーや心理系セラピストのスタイルによるのではないかと。


私自身は、心理的カウンセリングに加えて、自然系のフラワーエッセンスと身体系のタッピングセラピーを使っています。

武田さんは心理系のカウンセリングメインでありつつ、イメージワークを多用したり、SEという身体系のセラピーも学び取り入れているという話も後半出てきます。そちらもとても面白いので、また次回にでも。

これって本当に「繊細さん」?と思ったら  のご紹介その2でした!

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